2024.9.29

将軍塚 2024.9

アメリカで作られたドラマ「将軍」とはなんの関係もないが、京都の将軍塚に行ってきた。

上天気のもと、我が家からは一般道で1時間半ぐらい、五條通りを東山に入り、東山ドライブウェイ(無料)を登っていく。標高は200mと少々だが、京都市内を一望できる場所として昔から有名。下の図で、中央下の丸いところが将軍塚。

 参考:ウィキペディア  青い日記帳

清水の舞台は舞台下に普通に支えがあるが、ここは支えを端に設けることが許されず、中央でヤジロベエのように支える構造となったとか。

我が家に戻ってこのおじさんについて調べてみた。写真は少し昔のものだがこの人に間違いなさそうである。
静岡在住だが、点検でこちらに来たのだろう。偶然に設計者に会えるとは、なんという幸運。

下の写真には愛宕山から比叡山まで入っている。拡大写真のほうをとくとご覧あれ。

大舞台の模型 (クリックで拡大)

以下は将軍塚と青蓮院の庭園です。青龍殿、大舞台を含め、混雑とは無縁の静けさの中で見て回ることができ、穴場でした。

大舞台からの180度パノラマ (クリックで拡大)

庭園
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庭園
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大舞台から青龍殿の裏側を望む (クリックで拡大)

ご朱印帳 (クリックで拡大)

庭園
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あづまや
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将軍塚 
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将軍塚に続く石段
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将軍塚のそばに青龍殿というのが平成26年に移築されてきており、これは国宝の青不動(掛軸か?)を収容するためのものだそう。

青龍殿のわきを抜けて大舞台に出る。大舞台の端から青龍殿の裏側を撮った。よく見ると作業をしているおじさんが居る。床板(大舞台)の修理をしている模様である。インパクトドライバなどの音がして、「騒がしくてごめんなさい」との声かけがあった。この時点で拝観者は我々しかおらず、とても静かなのでそういう声がけになったのだろう。作業員のおじさんと少し話をしてみた。

大舞台の床板は腐りにくい木なのだが、下の支えの木のほうが少し腐っているとのこと。青龍殿の土台の大理石も苔や汚れのつきやすいのとそうでないのがあるそう。本殿の青不動はレプリカで、国宝の本物は本殿裏の収蔵庫(おじさんのすぐ後ろ)に保管されており、温湿度の管理のためのエアコンがとんでもないものとのことだった。妙に詳しいおじさん(といっても私よりは年上だろう)と思ったが、話をさらにすると、大舞台の設計をした建築士らしい。下写真の大舞台模型も使って説明してくれた。

拝観受付のある大日堂 (クリックで拡大)

青龍殿入口 (クリックで拡大)

青龍殿内部は写真撮影不可のため、青不動も含め写真はない。元は武道場だったらしく、中央に板張りのスペースがあり、その周りを畳敷きのスペースが取り囲んでいる。一辺は青不動などのスペース。このお堂内にお坊さんがおり、ご朱印帳をその場で書いてくれる。そのためのお布施?はなんとたったの300円、京都に限らず破格である。

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将軍塚付近