モニターとマウス/キーボードを同時に切り替える装置は、アナログVGA端子やデジタル端子とUSBやPS/2とを同時切り替えするいわゆるKVMは随分昔からあるが、HDMIに対応したものはなかなか出回らなかった。4K対応のHDMI切替器とUSB切替器を使って切り替えていたが、切り替えのたびに二つの機械を操作する必要がありとても面倒だった。
昨年も師走が近づいた頃に4kHDMIとUSBのマウス/キーボード切替器を発見したのでWeb上の評判を確認のうえ購入した。
下の写真の中央がそれだが、4台のPCの切り替えができ、4K60Hz表示に対応している。
TESmartというのがメーカー名なのかブランドなのか商品名なのかよく分からないが、ものはしっかりしており、ご他聞にもれず中国製である。値段は2022年3月末のamazon価格で17Kぐらいだが、購入した2021年11月の時点では12Kほどだった。従来のDVIの4台切替器と比べても決して高くはない。
Webでの評価では、切替器のマウスとキーボードの端子(USB)にそのとおりマウスとキーボードをつなぐとマウスとキーボードの機能の一部が無効になるとのことだったので、これらの端子とは別のUSB端子(ストレージなどを切り替えるためのものと思われる)にマウスとキーボードをつないでいたのだが、これだとマウスとキーボードが時々フリーズする。それで、メーカー指定通りの端子につなぎ直して見たら、フリーズはなくなり、機能にも問題がない。マウスは高級ではない有線ゲーミングマウスだが、少なくともDPIの切り替えはできる。
4k60Hzの画面表示も安定しており、品質、値段とも優秀な機材である。