一世代型落ちではあるが、安く出ていたのと優待券があったのとで、グラフィックボードRADEON RX6600を入手した。Ryzen5 7600XのPCに挿してみた。我が家にある最新/最高のグラフィックボードはGTX1050Tiという発売当時でもエントリーかミドルか微妙な古い型のものなので、それと比べるとかなりの進歩ではある。
コブの間と両脇はベンチマークが動いていない時の消費電力で、計算すると60Wほどになる。
250Wほどのベンチマーク時の電力効率がよいのかどうかだが、GPUがほとんど動いていない時の最大電力が160Wほどであることと、3Dベンチマーク時にはおそらくRyzen5
7600Xは少し遊んでいるので、グラフィックカードでは100W強での電力消費と思われる。このベンチマークパフォーマンスで100W程度であれば効率は悪くないのではないだろうか。
4K標準品質では「普通」なので、もうちょっと頑張って欲しいところ。しかし、標準でも画質は最高で、とてもきれい。
参考までに、フルHD標準品質の結果と、RX550+Ryzen7 2700XでのフルHD標準品質の結果を示す。スコアが3倍以上違う。
RADEON RX6600搭載グラフィックボード
問題なく動いたので、FF14ベンチマークを走らせた。
フルHDの最高品質で「快適」、標準で「とても快適」。フルHDは楽勝である。
4Kではどうか?
4K高品質では「普通」、標準では「快適」なので余裕を持たせると標準が妥当かな。
40型4Kモニターで見るなら、アラの目立つフルHDに比べ、4Kは標準でも画質がよい。
フルHDと4Kの中間のWQHD(2560*1440)もやってみた。
高品質でも「快適」である。
消費電力を計ってみた。
TMPGencでMPEGからMP4への2パス変換の時の消費電力を左のグラフでみる。
グラフの見方だが、Y軸の単位がWhとなっており、棒グラフの高さは1分あたりの消費電力量を示しているので60倍すると1時間続いた時の消費電力量になる。
一番高いところで2.6Whを指しているので、これを60倍すると156Whとなり、1分間平均の電力は156Wである。実際には1分間の中での最大電力はこれより大きくなる。リアルタイムで電力を観察しているとほぼ160Wだった。
WQHDの標準品質は「快適」で、なんとか遊べるようだ。
もう一段上げて4Kで試そう。
左のグラフはフタコブラクダのようだが、左のコブはFF14ベンチの4K標準時の、右のコブはWQHD高品質時の電力変化である。最高値は3.9Whほどなので、3.9×60=234Wとなるが1分平均値なので瞬時値はもっと高い。下の図は瞬時値の例で、250Wとなっている。